まなぶ ~納得のいく家づくり、建築づくりのために~
どんな流れなの?
ここでは、住まいづくりなどの流れや考え方についてご紹介します。誰もが失敗はしたくないもの、家を建てるにはしっかりとした準備が必要です。日本では住教育が義務教育に組み込まれていなので、本当に皆さん分からないことも多く、不安なことだと思います。最近は専門家が住教育の必要性を強く訴え、少しずつ改善しています。(私たちもその一人です)MKデザインスタジオならではのポイントも交えながら、どのような視点で考えたら良いのかご説明します。ぜひ、あなたの住まいづくりに役立てて下さい。住まいを創るか買うか?
住まいを手に入れたいと考えた時、選択の方法としては- 建売り住宅やマンションを買う
- ハウスメーカーに頼む
- 地域の工務店に頼む
- 設計事務所に依頼する
依頼先 | 特徴 | メリット | デメリット | 注釈 |
---|---|---|---|---|
1.建売り住宅 | 立地が決まっている | すぐに住める 価格がはっきりしている | 自由度は少ない 施工の様子が確認出来ない* | *施工前の契約なら頼めば可能なことも |
2.ハウスメーカー | 工法や仕上げが各メーカーで決まっている | 展示場等で仕上げ等が分かる | メーカーの工法や都合に合わないことは反映されない | |
3.地域工務店 | 木の住まいが得意なところが多い | 地域での評判が得られやすい 地域に根ざしていればメンテナンスなどの利点がある | 施工の都合が優先されがち* | *きめ細やかに対応してくれる設計者がおられることも |
4.設計事務所 | オリジナルの住まいが創れる | こだわれる 住む人の要望が反映されやすい | 出来上がるまでどのようなものになるか分かりにくい* 時間がかかる | *オープンハウスや見学で可能なことも |
そして、設計事務所に依頼することは、見えないものを創るというのが最大の不安感ではないかと思います。そのデメリットを改善すべく、設計事務所でもオープンハウスなど見学会を開催することが多いので、見学会には積極的に足を運ばれて、イメージを膨らまされると良いでしょう。
まずは、様々な住宅を見学されることです。自分にピンと来るものがあるまでは 妥協はしないで下さいね。設計事務所も同じです。相性の良い建築家を探しましょう。紹介サイト、事務所訪問、住宅セミナーなど無料のものも多いですので積極的に参加されることをお勧めします。
さらに
5. 中古住宅を手に入れてリフォームする
という方法があります。1)のように立地や規模は自由度がありませんが、比較的価格を抑えられるのがメリットです。逆に言えば、立地を優先するなら中古の住宅やマンション購入は一つの選択肢です。
住まい方で考える
6. コーポラティブ住宅(集合住宅)それから前文の1と4をミックスしたような選択肢です。不動産会社が設計事務所とコラボレーションする集合住宅の事例もあります。人数が集まれば土地探しから住み手が行うことも可能です。土地や建物は共有するけれど、住戸の内部空間は自由に設計する手法です。一戸建て住宅に比べ、比較的抑えられた価格で、自由空間が手に入るのが最大のメリットです。また、住まいを創る過程で、近隣住民の顔が見え安心感も得られます。なかなか日本で浸透しないのは、土地神話が根強いこと。時間とエネルギーが掛かることではないかと思います。日本の少子高齢化社会を考えると、集まって住むことはメリットも大きいのですが。
7. コレクティブ住宅(集合住宅)
さらに生活空間も一部共有する住まい方もあります。食堂やリビングを共有し、当番性で食事を作る等、ルールも住人同士で決めます。既にコミュニティーが出来ている住人同士、あるいは住まいを創る過程で、どこまで何を共有するか検討しながら進めます。
こうして考えると、住まい方という視点が加わったことがお分かりではないでしょうか。
住まいを考える時、
創るか買うかの視点 | × | どんな住まい方がしたいかという視点 |
設計事務所に依頼するには?
建築家を探すには?
あなたの身近に建築士はいらっしゃいますか?一級建築士の合格者は毎年約5000人です。二級や木造建築士を加えるともっと多くなります。世の中に建築士は沢山います。しかしながら、設計と工事中の監理までトータルで行っている建築士は実のところ2割程度しかいないと言われています。*(社)日本建築家協会より ですので、案外と身近に住まいや建築づくりの全体の相談ができる方との出会いが少ないのではないでしょうか。 もし、身近に信頼出来る相談相手がいない場合には、どうしたらいいのでしょうか? 実は様々な方法があります。あなたにぴったりの建築家(設計事務所)をぜひ探して下さい。- (社)日本建築家協会で探す
- (社)建築士会の建築士紹介で探す
- Web上の紹介サイトで探す(コンペ等もある)
- ネットでひたすらホームページを検索
- 建築や住まいの雑誌で探す
- 友人知人の口コミ
- セミナーや見学会勉強会などに参加する
- は入会に審査があります。その中でも登録建築家は国際基準にのっとった審査を受けます。また、建築家として日々研鑽する制度(点数制)を満たすことが条件です。
- は建築士であれば登録出来ます。すべての建築士が入会しているとは限りません。その中でも一定基準をみたせば専攻建築士(より専門分野に分かれる)になれます。
- 建築士の登録が無料のものから有料のものまで。契約時に設計者が紹介側に手数料を払う仕組みです。
- 編集者の視点や付き合いで選ばれます。または設計事務所からの持ち込みもあります。各雑誌でも違います。
- 実はこれが最も確かかもしれません。ホームページを持たずに、口コミだけでいい仕事をなさっている方もいらっしゃいます。ただ、あなたとの相性はご自身でお会いになって判断されると良いでしょう
設計料は本当に高いのか?
設計事務所に頼むことは費用がかかると思われがちですが、果たして本当にそうでしょうか?価格だけで言えば土地も比較的安く手に入れて大量生産の建売りにはかなわないかもしれません。しかし、質を考えた時、広告や宣伝費の割合が多く占めるメーカーの使う材料と設計事務所が提案する材料では違って来ます。適材適所と建て主の要望を反映する提案を手に入れることに対する対価が設計料だと考えて下さい。設計料は一定の基準がありますが、各設計事務所で基準を決めていることが多いので問い合わせましょう。また、設計費無料と謳っていても設計者がいない住まいはあり得ません。法律的に建築士が設計・監理しない建物は建てられないことになっています。その場合には施工費に含まれているだけです。惑わされないように。
監理が大事
さて、ここでMKデザインスタジオの考えを述べますと、住まいを創ると考えた時には、建て主、設計者、施工者の3本柱が一番力強い構成だと考えています。 それは、施工に対して第三者の目できちんと工事が監理出来るからです。人が創るもの、わざとではなくても間違いは起きます。それを指摘するのが監理者です。工務店の場合には現場監督さんがそのまま監理者を兼ねたり、社長さんが監理者だったりします。どうしても施工者の目でみてしまいがちです。また、設計事務所も様々な工務店さんと付き合うことで、ノウハウも増え建て主により適した工務店さんを紹介することが出来ます。逆も然り、様々な設計事務所と付き合いのある工務店さんのノウハウはとても多いのです。
MKデザインスタジオでは、建て主の要望に合わせて、更にメンテナンス等の依頼のしやすさを考えて、その依頼者の地域の工務店さんとコラボレーションを組むスタイルをとっています。
あなたにとってふさわしい選択を!
絶対に設計事務所に頼まないとだめと言う訳ではありません。何が自分にとってふさわしいのか、納得がいくのかを良く検討された上での選択を、ぜひなさって下さい。監理とは何か?具体的にはお問い合わせ下さい。また、「みる」のページやblogでも監理の様子を一部ご紹介していますので、チェックしてみて下さい。
My styleの家
ここでは設計事務所とのMy styleの家づくりについてご紹介します。MKデザインスタジオ流のポイントも加えながらご説明します。
新築_準備編
1) 設計事務所を探す
気になる建築家や設計事務所があったらコンタクトを取ってみましょう。
_詳しくは 設計事務所に依頼するには?をお読み下さい。
2) 信頼関係を築く_まず旅のパートナーを決めましょう
最初に大事なこと、それは依頼者と設計者のお互いの信頼関係を築くことです。
住まいづくりの道のり、大事な人生の器としての住まいをどのような形で創るのか、何を選択するのか、どうやって決めて行くのかお互いの方向性が大きくずれていては、一緒に歩き続けられません。
では、どうしたら信頼関係を築けるのでしょうか?
それはコミュニケーションをとることだと思います。メールのやり取り、電話で話す、会う、会話をする、一緒に食事をする。そういったことの積み重ねから、依頼者はこの設計者(この設計事務所)なら任せられそうと感じるかどうか、設計者はこの方の要望ならかなえてあげられそう、力を出せそうと感じるかです。
住まいづくりの道のり、大事な人生の器としての住まいをどのような形で創るのか、何を選択するのか、どうやって決めて行くのかお互いの方向性が大きくずれていては、一緒に歩き続けられません。
では、どうしたら信頼関係を築けるのでしょうか?
それはコミュニケーションをとることだと思います。メールのやり取り、電話で話す、会う、会話をする、一緒に食事をする。そういったことの積み重ねから、依頼者はこの設計者(この設計事務所)なら任せられそうと感じるかどうか、設計者はこの方の要望ならかなえてあげられそう、力を出せそうと感じるかです。
3) 土地選びから相談する
気になる土地がある。あるいは、この辺りで土地を探している、など土地選びから相談して下さい。購入後より購入前の方が、より的確にアドバイス出来るからです。また、設計事務所は不動産業ではありませんので、不動産会社のように紹介することは出来ませんが、建築関係のネットワークを通じて情報を得ることが出来ます。その他に具体的な土地探しのアドバイスは「きく」のページでご確認下さい。
4) 事前調査・現地調査を依頼する
土地が決まったら、あるいは購入候補があがったら、事前調査を設計事務所に依頼しましょう。法律的な制限や自治体の制度など、土地には建物を建てる様々な制約があります。建てるための建築確認の書類提出前に別に書類を申請するものあります。そのほとんどが専門家でしか作成出来ない書類になります。申請者は、建て主さまになりますが、建築士を代理人として委任状をつくり、作成します。
調査費用は設計料には含まれませんので、個別に契約するか、設計依頼を前提としてお願いするのか、事務所によって様々ですので、問い合せましょう。
調査費用は設計料には含まれませんので、個別に契約するか、設計依頼を前提としてお願いするのか、事務所によって様々ですので、問い合せましょう。
土地の相談や事前調査を依頼したいという方はお問い合わせ下さい
5) 要望を伝える
とにかく、設計者に想いを伝えましょう。我慢しないことです。些細なことでも構いません。また専門用語が分からなかったり、知らない言葉が出て来たら、その都度聞きましょう。略した言葉なども専門家は割と簡単に使ってしまうものです。専門的なことを、分かりやすく説明することの方が意外と難しいのです。
さて、ここでMKデザインスタジオの建て主さまとのエピソードを少しご紹介します。遠方からの依頼でした。まず、土地の購入後でしたので、状況写真と現在のお住まいの様子(ありのままで)、好みのインテリアやお洋服の写真を送って頂きました。そういった写真から土地の様子や依頼者の好みや雰囲気を掴みます。レポート(要望書)も数枚送られて来ました。中には矛盾した要望もあります。迷いや悩みも含めて、それらを一つずつ整理しながら、本当に望んでいる住まい、暮らし方を選択します。
さて、ここでMKデザインスタジオの建て主さまとのエピソードを少しご紹介します。遠方からの依頼でした。まず、土地の購入後でしたので、状況写真と現在のお住まいの様子(ありのままで)、好みのインテリアやお洋服の写真を送って頂きました。そういった写真から土地の様子や依頼者の好みや雰囲気を掴みます。レポート(要望書)も数枚送られて来ました。中には矛盾した要望もあります。迷いや悩みも含めて、それらを一つずつ整理しながら、本当に望んでいる住まい、暮らし方を選択します。
6) イメージする
ものづくりの基本はイメージすることです。住まいづくりもイメージすることが大事です。着地点を想い描きながら、出発すれば無事に着陸が出来ます。でも、はっきりしないまま飛び立ってしまったら、それは空中で迷うだけになります。
MKデザインスタジオでは、無事の着陸を目指してオリジナル設計要望確認シートを用いています。
要望の広さや予算、家族構成、持込まれる家具などの条件から、こんなことしたいな、あんなことしたいな、こんな風に暮らしたいなというイメージ、住まいのデザインのイメージ、現在のお住まいでの不満点や継承したいことなど、細かく書きだしてもらいます。家具やインテリアの設計のためにご家族の身長をお聞きしたり、仕上げ選びではお子さんのアレルギーなどもお聞きします。介護の方がいらしたらその状態まで。もちろん、プライベートなことですから個人情報の守秘義務があります。
そのシートを元にヒアリングし、事務所での打合せやお宅訪問しながら、より潜在的な要望を引き出して行きます。そして依頼者と設計者のイメージを共有します。
MKデザインスタジオでは、無事の着陸を目指してオリジナル設計要望確認シートを用いています。
要望の広さや予算、家族構成、持込まれる家具などの条件から、こんなことしたいな、あんなことしたいな、こんな風に暮らしたいなというイメージ、住まいのデザインのイメージ、現在のお住まいでの不満点や継承したいことなど、細かく書きだしてもらいます。家具やインテリアの設計のためにご家族の身長をお聞きしたり、仕上げ選びではお子さんのアレルギーなどもお聞きします。介護の方がいらしたらその状態まで。もちろん、プライベートなことですから個人情報の守秘義務があります。
そのシートを元にヒアリングし、事務所での打合せやお宅訪問しながら、より潜在的な要望を引き出して行きます。そして依頼者と設計者のイメージを共有します。
7) テーマを決める
ここが大事です。住まいづくりの可能性は無限大です。また夢も希望もどんどん膨らみます。旅行ではあちらこちらに行きたくなりますね。しかし、全てまわれる旅はありません。そう、限られた面積と予算を忘れないで下さい。その中で、住み手が最も大事にしていることを、詰めて行きます。MKデザインスタジオでは、概ね3つのテーマに絞ります。設計者も依頼者も想いを共有することが大事だからです。
最初に、テーマ(目的地)を決めるなんて大変!と思っていませんか?
もちろん、話し合いながら、ラフプランを創りながら考えてゆけばいいのです。じっくりあせらず、自分自身に問いかけながら、設計者の助言を聞きながら一緒に考えていきましょう!
最初に、テーマ(目的地)を決めるなんて大変!と思っていませんか?
もちろん、話し合いながら、ラフプランを創りながら考えてゆけばいいのです。じっくりあせらず、自分自身に問いかけながら、設計者の助言を聞きながら一緒に考えていきましょう!
8) 資金計画を立てる_予算
住まいづくりを検討される方は、おおよその予算はおありでしょう。しかし、何にどれくらいの費用が掛かるのか、分からないまま進んでしまうと不安を抱えたままになりかねません。MKデザインスタジオでは、各種手続き費用の目安、住まいづくりに掛かる費用の一覧表資金計画表を作成します。それを元に、必要に応じて建て主様にローン計画をたててもらいます。また、使える国の助成金の制度や税金の優遇措置など利用する場合も各種手続きのご相談にのります。
必ずしも必要ではありませんが、お勧めしているのは、出来れば予算の1割程度は予備費とすることです。地盤調査をしたら改良費用が発生した、途中で希望を変更したくなり追加予算が必要になった。また、予測しなかったトラブルが発生したという場合に備えてです。もし、必要なかったら素敵な家具やインテリア費用に当てて下さい。
また、自分自身で施工が出来るところ(セルフビルド)、工事に含まなくても良い部分などを整理してみましょう。
必ずしも必要ではありませんが、お勧めしているのは、出来れば予算の1割程度は予備費とすることです。地盤調査をしたら改良費用が発生した、途中で希望を変更したくなり追加予算が必要になった。また、予測しなかったトラブルが発生したという場合に備えてです。もし、必要なかったら素敵な家具やインテリア費用に当てて下さい。
また、自分自身で施工が出来るところ(セルフビルド)、工事に含まなくても良い部分などを整理してみましょう。
9) ラフプランの作成
住まいづくりの方向性が決まったら、MKデザインスタジオでは、機能をカラーで分けたラフ図面を作成します。ゾーニングと言います。視覚的に、間取りのバランスを検討します。間取りのバランスは空間のバランスでもあるので、納得がいくまで検討しましょう。また、平面でみてバランスが良く無いなと感じたところは、今度は縦方向の検討で調整します。ボリューム模型や断面図を用いることもあります。
概ねここまでがMKデザインスタジオの契約前の内容です。かなり細かいとお感じになるかもしれません。しかし、この手順を踏むことによって、出発前の準備が整うわけです。より旅を快適なものに出来ます。
概ねここまでがMKデザインスタジオの契約前の内容です。かなり細かいとお感じになるかもしれません。しかし、この手順を踏むことによって、出発前の準備が整うわけです。より旅を快適なものに出来ます。
設計契約に至らなかった場合には、実費として費用をご請求する場合があります。
最初のお問い合わせ時に依頼内容をご相談下さい。
最初のお問い合わせ時に依頼内容をご相談下さい。
新築_道中編1
1) 地盤調査
設計・監理契約を取り交わして、お互いが住まいづくりのスタートラインに立ちました。まず最初に敷地の地盤調査です。その土地の持っている地耐力を調べて、基礎の構造を決めるためです。また、調査結果によっては、地盤の改良が必要な場合があります。より効果的に調査するためには、家が建つ範囲での土地の地耐力のバランスを算定するため、家の配置や平面図がほぼ決まっている方が望ましいでしょう。
2) 基本設計
住まいの方向性が決まったら、確認申請の図面を作成します。
確認申請とは建物を建てる許可を自治体にお願いすることです。建て主様の名前で建築士を代理人として、図面や書類を整えて申請します。その許可が下りないと工事に入れません。それから、概ねの構造、設備、仕上げや材料などを建て主様と一緒に選定します。
確認申請とは建物を建てる許可を自治体にお願いすることです。建て主様の名前で建築士を代理人として、図面や書類を整えて申請します。その許可が下りないと工事に入れません。それから、概ねの構造、設備、仕上げや材料などを建て主様と一緒に選定します。
3) 実施設計
詳細設計のことです。基本設計だけでも実は家は建てられます。しかし、納まりの細かい寸法や家具や建具の設計は基本設計には含まれていません。詳細図面を整えることで、より住み手の要望を満たします。またきめ細やかが暮らしやすさに繋がります。そして、展開図など、空間を四方見渡せる図面を作成しますので、建て主様が空間を捉えやすくなります。ここはこうしたい、ここはこうじゃないなというイメージが膨らみます。
4) 模型づくり
図面だけでは、イメージしにくい部分も出て来ます。その際は、詳細模型を作ったり部分拡大模型を作ったりします。MKデザインスタジオでは、ご家族の身長に合わせたモデルをご用意します。図面にも模型にも家族のモデルを配置しながら、より使いやすさ、暮らしやすさを追求して行きます。
5) 見積・施工者の選定
図面が整ったら、施工者の候補に見積を出します。数社比較することもあります。あるいは、ふさわしい工務店を選定して、そこに予算を伝え、図面の内容が可能かどうか相談しながら進めることもあります。見積書のチェックは漏れがないか、適正価格かなど、設計者がメインにチェックします。
要望を詰込んだ内容では予算オーバーになりがちです。ここで、再度その予算金額と見積金額をすり合わせて行きます。
その場合、建て主さまにとっては、この金額ならここはやりたい、これは譲れない、この金額ならここはやらないと振り分ける作業が発生します。また、設計者は、要望を別の方法、例えば素材やデザインを変更して価格を抑える方法を探ります。3者で知恵を出し合いながら、お互いが歩み寄る作業です。
MKデザインスタジオでは、プロジェクト毎に住まいづくりの流れを作成します。
スケジュールや支払い時期、建て主様で準備することなどを盛り込んだ一覧表です。
チェックシート形式で漏れがないようにしてあります。旅でいえば、地図のようなものでしょうか。最初で最後かもしれない住まいづくり、あとでしまった!がないように。
要望を詰込んだ内容では予算オーバーになりがちです。ここで、再度その予算金額と見積金額をすり合わせて行きます。
その場合、建て主さまにとっては、この金額ならここはやりたい、これは譲れない、この金額ならここはやらないと振り分ける作業が発生します。また、設計者は、要望を別の方法、例えば素材やデザインを変更して価格を抑える方法を探ります。3者で知恵を出し合いながら、お互いが歩み寄る作業です。
MKデザインスタジオでは、プロジェクト毎に住まいづくりの流れを作成します。
スケジュールや支払い時期、建て主様で準備することなどを盛り込んだ一覧表です。
チェックシート形式で漏れがないようにしてあります。旅でいえば、地図のようなものでしょうか。最初で最後かもしれない住まいづくり、あとでしまった!がないように。
より詳しく住まいづくりの流れが知りたいという方は、お問い合わせ下さい。
新築_道中編2
1) 地鎮祭
工事契約を交わしたら、工事の安全を願って地鎮祭を執り行ないます。地元の神主さんにお願いするのが一般的ですが、付き合いがない場合等は工務店さんのお付き合い先にお願いすることもあります。神主さんへの謝礼や準備費用は建て主さんが負担しますが、準備方法が分からなければ工務店さんや設計者に気軽に相談しながら整えます。
2) 現場監理・監理者検査
さて、工事が始ったら、設計者は工事監理を行います。工程や材料の発注、職人さんの手配等の施工者の「管理」と設計者の「監理」は違います。「監理」では、図面通りに施工出来ているか、品質や機能が確保出来ているか、細かくチェックします。
また、基礎配筋検査や上棟検査など工程ごとに監理者検査を行います。役所や第三者機関の検査も受けます。
また、基礎配筋検査や上棟検査など工程ごとに監理者検査を行います。役所や第三者機関の検査も受けます。
3) 建て主検査・打合せ
工程の節目節目で現場にて直接見て頂きます。もちろん、監理者(設計者)任せでも構いませんが、形になるにつれ要望があらたに出て来ることがあります。費用が発生するのか、現場対応で出来るのか、打合せをして柔軟に対応します。
そして、サンプルや現物をご用意し、最終的な材料や設備、色の選定を行います。
上棟時に上棟式を行う建て主さまもいらっしゃいますが任意です。
そして、サンプルや現物をご用意し、最終的な材料や設備、色の選定を行います。
上棟時に上棟式を行う建て主さまもいらっしゃいますが任意です。
4) 部分修正
現場に部分修正は付きものだと考えて下さい。規模や構造が大きく変わる変更ではなく、細かい部分(取っ手の位置であったり、扉の寸法であったり)はその方が良いと設計・監理者が判断したときは、建て主様に相談しながら修正します。
人の手で創るもの、1mm違わず施工出来るという訳にはいきません。また、木の住まいは木の収縮もあります。施工者から設計よりも良い方法の提示があった時には検証し、採用もします。
人の手で創るもの、1mm違わず施工出来るという訳にはいきません。また、木の住まいは木の収縮もあります。施工者から設計よりも良い方法の提示があった時には検証し、採用もします。
5) インテリアの選定
住まいの完成が近づいたら、購入する家具やカーテンの選定をお手伝いします。好みや予算をお聞きしながら、一緒にショールームを巡り実物を確認したり、イメージをお聞きしてこちらから提示することもあります。ぜひ、空間にあった家具を選んでみて下さい。
6) 庭づくりはどうする?
新築_完成編
1) 竣工おめでとうございます
さぁ、建物が完成しました。旅の目的地に着いたところです。これまでの道中を振り返りながら、感慨深くなるかもしれませんね。これから、My styleの家でMy lifeをどうぞ思う存分、楽しんで下さい。
2) 入居後アンケート
一年を通じて季節が一巡すると、その住まいでの暮らしが見えて来ます。
MKデザインスタジオは、一年点検時の前に入居後の感想や住み心地のアンケートをお願いしています。お住まいの様子やご家族のご様子を伺って、反省点はないか、新たに住まいづくりに生かせることは何かを学ばせてもらっています。
MKデザインスタジオは、一年点検時の前に入居後の感想や住み心地のアンケートをお願いしています。お住まいの様子やご家族のご様子を伺って、反省点はないか、新たに住まいづくりに生かせることは何かを学ばせてもらっています。
3) 一年点検
また一年を通じて施工に不具合が合った場合には、だいたいのことが出そろいます。
MKデザインスタジオでは、施工者と共に点検に伺います。そこで、施工上の不具合が合った場合には補修のし方を検討し不具合をなくします。基本的に保証期間内での補修は無料です。ただし、建て主さまの都合で変更して使いづらくなったなどの不具合には対応出来ないこともあります。
MKデザインスタジオでは、施工者と共に点検に伺います。そこで、施工上の不具合が合った場合には補修のし方を検討し不具合をなくします。基本的に保証期間内での補修は無料です。ただし、建て主さまの都合で変更して使いづらくなったなどの不具合には対応出来ないこともあります。
4) ライフスタイルの変化
メンテナンスの時期、ご家族構成の変化など空間の使い方を変更したい時などのご相談に乗っています。設計・監理を行った住まいに関しては、いつでも相談は無料です。ホームドクターならぬホームアーキテクト(あなたの専属の建築家)と思って下さい。ただし、図面の作成や工事監理等が発生する内容(増築や改築など)は、実費清算致します。
人生の旅の途中で、空間や住まいに不具合が出て来たら、あるいはライフスタイルが変化したら、ぜひホームアーキテクトにご相談を・・・。
二世帯住宅
夫婦という単位、あるいは親子でも人と人との関わりには、衝突や思い違いは生じるものです。それが二つ以上の単位になった時、一体どのような生活になるのか、二世帯住宅をお考えの方は、不安、心配は尽きないと思います。そこで、一緒に生活することの良さを最大限に活かしながら、不安を取り除いて行く作業からスタートします。一緒に住むこと暮らすことの楽しさを引出しましょう。
都市での住まい、経済的な事情、高齢化社会の抱える不安などを考慮すると、二世帯住宅は有効な手段と考えます。MKデザインスタジオでは、二世帯住宅の生活を実践中の設計者が、家族の互いの立場を想像しながら提案して行きます。
どのような住まい方があるの?
住まいを手に入れたいと考えた時、選択の方法としてはりに役立てて下さい。おおまかに、下記のように分類できます。住宅の名義やローンの組み方によっても左右されますが、それぞれの家族の関係をどのようにしたいのかによっても変わってきます。もちろん、独立型でも週末はどちらかの家で過ごしたり、テラスを共有したりと全く交流がないということはないでしょう。普段日常の生活で毎日必ず顔を合わせたいのか、様子は何となく分かりたいけど干渉したりされたくないなど、暮らし方のイメージで検討します。
二世帯住宅を成功させるコツは?
計画時
家族の関係は様々です。ひとり一人が納得のいくように家族でじっくりと話し合うことが大事です。互いの要望に耳を傾けましょう。なぜそう考えるのか、理由を尋ねましょう。些細な誤解がないために。考え方、感じ方は互いに話し合うことで、変わっていきます。互いに向き合う関係づくりは、入居後の家族関係にも影響します。また、どうしても大勢の前では本音が話しにくいという人は、設計者に個人的に打ち明けましょう。我慢しないで、疑問や不安をはっきりさせて解決しましょう。予算の都合で同居型に近くなる場合もあります。同居後に不満が残らないよう、どうしても譲れないところは、(例えば台所は別々にしたい)仕上げのグレードや住宅の規模などで調整し、設計の段階で十分に検討したほうがよいでしょう。
入居してから
家を建てる前にじっくりと話合いで互いに意見を出したり、譲り合ったりしたケースは入居後の何らかのトラブルも家族で話し合って解決しやすいと言えます。お互いに不信感や嫌悪感を抱かないように努めることです。住み始めてから、気になる点も出てくるでしょう。設計時に、空間や素材で解決出来るのは何処までか、説明を受けておきましょう。入居後、どうしても物理的な問題にぶつかったら、設計者に遠慮なく相談すると良いでしょう。あなたにふさわしい住まい方は?
さて、あなたにはどんな住い方がふさわしいのか、家族それぞれで違ってきます。親世帯の考え方、子世帯の考え方、また夫婦での考え方も違って来ます。当事者同士では、各主張がぶつかり合って前に進めなくなることもあります。せっかく一緒に住もう!となったのに、プロジェクトの計画がお流れになってはもったいないことです。設計者を相談相手として、第3者の目線で客観的に判断してもらうのも一つの方法です。話合いながら、ふさわしい住まい方を探って行きましょう。
住まい方のカウンセリングを受けたいという方はお問い合わせ下さい。
バリアフリーの考え方
バリアフリーは必要か?
全ての住まいに、バリアフリーは絶対必要でしょうか?答えはノーです。
あなたが健康で、生活に何の支障もない時、手摺やスロープは必要ないでしょう。
住宅の中にスキップフロアがあったり、手摺のない階段など、オシャレに暮らすことを優先させるかもしれません。
何を選択するかが大事で、何もかもバリアフリ−にする必要はありません。住み替えや建て替えという方法もあるわけです。ではどのような時にバリアフリ−を考えるのでしょうか。 まず、不特定多数の方が利用する公共施設などには、法律(建築基準関係法令)でバリアフリ−が義務付けられています。
また、今は元気でも高齢の方のお住まいや将来も住み続ける予定の住宅などには、費用を掛けてもバリアフリ−にすることをお勧めします。
また、世界でトップクラスの高齢化社会日本独自の介護保険。この制度では、高齢者でも介護が必要になっても、地域の力をかりつつ、自身の住まいの中で自立して暮らすということが目標です。
最後は、施設に入るから、とお考えかもしれませんね。でも、実際には多くの方が最後まで自分の住まいで自分らしく生きる、これが望みではないでしょうか。
最初から完璧にする必要はありません。
車椅子対応などは、実際に車椅子生活になるかどうかも分からないわけですから、お風呂やキッチンなど、その時に改築や改修で対応出来る造りにしておく。廊下などは元気なうちはかえって手すりが邪魔となります。あとから手すりが付けられるように下地だけ工事の時に入れておくなどの工夫が望ましい対応です。
また、リフォーム(リノベーション)をお考えの方は、今の暮らしを大きく変えることになるのではという不安を取り除き、より良い方向性を一緒に見つけ出すつもりで、考えてみましょう。
まずは、今の問題点、将来の不安点、資金面、広さ等の条件、家族関係、地域の施設状況やサポート体勢など、洗い出して整理してみましょう。
詳しく、具体的にどうすれば良いかアドバイスが必要な方は、お問い合わせ下さい。
福祉住環境コーディネーターとは?
介護保険を利用した住宅改修をお手伝いする専門知識をもった資格者のことです。設計者と依頼者の間をコーディネートする役割ですが、MKデザインスタジオではコーディネートと設計を同時に行えます。下記の住宅改修の流れを見て分かるように、調整や修正が迅速に進められるメリットがあります。また、内容の食い違いなどが生じにくくなります。介護保険利用の住宅改修の流れ
詳しく、具体的にどうすれば良いかアドバイスが必要な方は、お問い合わせ下さい。